当店で主催する企画展が約1年振りに開催されております。
最近80年代や90年代の文化コンテンツ、「平成レトロ」や「ニューレトロ」として、当時のイメージや表現、一旦は「ダサい」とされてきた者達が再注目され始めてきました。
2010年代から中盤までは、VHSやカセットテープからサンプリングし、ローポリのCGをコラージュしたようなヴェイパーウェイブが先駆的に流行りましたが、最近では80年代音楽が海外のDJ達に注目されたりと大きな減少になりつつありますね。
結果的に乗じる形となりましたが、当店では2020年代という新しい10年期に期待し、この10年期で何が変わるのか、どのような文化が生まれるのか、昭和と地続きだった80年代90年代のイメージ作品や画風などを参照して、あの頃の活気を再現しつつ何か現代の「新しいこと」を模索した展示として80年代、90年代の文化をテーマとした企画展になります。
暗い話題が続く2020年代の始まりその新しい10年期は一体どうなるのか全く予想がつかないと思います。
新たなテクノロジーによって我々の生活や文化、社会も大きく変わるのかもしれません。
ですが一度立ち止まり縁起と期待を込めて80年代90年代の、あの当時の氾濫する盛り上がりや明るい文化を思い返し「新しいこと」を模索としたテーマの企画展としたいと思います。
・今回参加された作家様は私が声をかけられる範囲でのご参加ですが、皆さん描くジャンルやホームは違いますが、それぞれ実力派の方が揃っていただきました、コレは私も驚きました。
8090年代テイストのイラストを描かれている宮目果林さんやレトロポップな少女イラストを描かれるNONNKIさん、長年ゲームを作られていたじゃんめろさんによる、レトロPC6000シリーズ実機で動く新作(!)ゲーム「天使たちの狂想曲」のデモ映像(ゲームも販売中、Win10エミュ付き)や現役芸大生、稲垣泰生さんの終末をテーマにした作品、水彩系美少女イラストレーター夕橙さんのゴスロリ少女、元アニメーターmiwaさんのセル画風西海岸なイラストや、クリエイター集団「箱の中のユーフォリア」を代表するマルチクリエイターdaigonさんの本気のヴェイパーウェイブ映像作品など。
実は2019年頃に計画していた企画展なのですが、コロナによるアレそれで2021年にずれ込んでしまったものです、その代わり作品に力の入ったものになりますので見ごたえのある作品が勢揃いしています。
※また展示会場では次なるメタバース上での展示を計画されている旧ゼロ年代展(β)に向けた作業風景をご覧になることができます(予定) 店舗の
Discordでも配信する予定なのでこちらも興味がありましたら是非御覧ください。
またHPも当時のHP作成ソフトによって作られた代物なので、一見していただけたらと思います。