地獄に行きたい人間は、あまりいない。
なるべくイヤなこと、体験したくないことを何百年、何千年にわたって、何億人もが考え抜いた、究極のネガティブ・イメージ。それが地獄というものであるはずだ。
それなのに世の中には、死んでからしか行けないはずの地獄を、いますぐ味見してもらおうと、手間ヒマかけて再現してしまうひとたちがいる。
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。ちからを合わせて造りあげた苦しみのヴィジョン。現世の片隅にひっそり毒花を咲かせる、そんな地獄のランドスケープに魅せられて、長いこと撮影行を続けてきた。これをアートと呼べるのかどうか、僕にはわからない。けれど世の中に「アート」という名前で流通している商品よりも、はるかにリアルな思いのカタマリがここにある。
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。
展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。
もちろんコピープロテクトなし!
そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。
DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
都築響一 著
PDFフォーマット 全289ページ(833MB)+動画3本(1.65GB)