肉人参/人畜無骸  田亀源五郎画像
肉人参/人畜無骸  田亀源五郎画像
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ISBN:978-4-86642-018-9
出版社:ポット出版プラス
著者:田亀源五郎
出版年:2021/6
版型: A5判並製
ページ数:2」72
定価:2600円(税別)

※こちらは新本での取扱になります。


肉人参/人畜無骸  田亀源五郎

商品説明
【紹介】
回春の妙薬・金剛人参を主君のために探し求める武士の慟哭の末路を描く「肉人参」。
現代に時間を移し、孫をあいてに、金剛人参を服用したじっちゃんの物語「じっちゃんの肉人参」。
他に「プラネット・ブロブディンナグ」「人畜無骸」を含む四作を収録。


初出
「肉人参」……「バディ」2017年4、6月号
「じっちゃんの肉人参」……「バディ」2017年9、11月号
「プラネット・ブロブディンナグ」……「バディ」2015年11~12、2016年2、4、6、8、10、12月号
「人畜無骸」……「バディ」2009年9~11月号

目次
◎肉人参
◎じっちゃんの肉人参
◎プラネット・ブロブディンナグ
◎人畜無骸

・初出一覧
・あとがき
・プロフィール

前書きなど
 本書の刊行に際して、版元ポット出版プラスの皆様、今はなき掲載誌「バディ」関係者の皆様、応援してくださった読者の皆様、そしていつも横で私を支えてくれる《とうちゃん》に、心より御礼を申し上げます。
 この『肉人参/人畜無骸』は、復刻版を除く新作ゲイエロマンガ単行本としては、2017年の『奴隷調教合宿』以来4年ぶりの発行になります。その間に、単行本としては復刻版『嬲り者』『柔術教師』、全年齢層向けマンガ『弟の夫』『僕らの色彩』、語りおろし本『ゲイ・カルチャーの未来へ』、編纂画集『日本のゲイ・エロティック・アート vol.3』などを上梓させていただきましたが、ゲイエロマンガを発表できる商業媒体、つまり紙媒体によるアダルト向けゲイ雑誌は、2019年1月の「バディ」休刊に続き、最後に残った「サムソン」(こちらはお仕事をさせていただいたことはありませんでしたが)も2020年4月に休刊し、完全に消滅しました。かつてゲイ雑誌が4誌、6誌と覇を競い、別冊なども旺盛に出版されていた時代を知る身としては、何とも淋しく思います。
 現状、私のゲイエロマンガ発表の場は、紙や電子書籍による同人誌や、pixivFANBOXといったネット上の創作支援ファンコミュニティになっています。これはこれで様々な可能性もあって興味深いですが、やはり月刊のゲイ雑誌でのレギュラー掲載と比較すると、締切や稿料が発生しないということもあって、制作ペースがガクンと落ちてしまうのも事実です。
 今後も変わらず「ゲイが描くゲイ向けのエロマンガ」にはこだわっていきたいですが、はてどうなりますやら……。

【著者プロフィール]
田亀 源五郎  (タガメ ゲンゴロウ)  (著)
ゲイ・エロティック・アーティスト。
1964年生まれ。多摩美術大学卒業後、アート・ディレクターをしつつ、1986年よりゲイ雑誌にマンガ、イラストレーション、小説等を発表。
1994年から専業作家となり、ゲイ雑誌『G-men』(ジープロジェクト)の企画・創刊にも協力。
同時に、日本の過去のゲイ・エロティック・アートの研究、およびその再評価活動を開始。
また、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツなどのゲイ・メディアでも活動開始。
2006年『G-men』企画より離脱。
『弟の夫』で、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2015)、
第47回日本漫画家協会賞優秀賞(2018)、
アメリカ:アイズナー賞最優秀アジア作品賞(2018)、
ドイツ:ルドルフ・ダークス賞(ドイツ) ベスト・アーティスト賞 アジア・シナリオ部門(2019)を受賞
http://www.tagame.org/
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