【紹介】
年をとっても、親になっても、自分の根っこは変わらない。
あの「古本乙女」が、母になって帰ってきた!
趣味と子育ての間で揺れ動く心を軽やかに描いた初のエッセイ集。
『古本乙女の日々是口実』のヒットから5年、息子”アト坊”の誕生とともに、古本乙女の生活も変わった。それでも、カラサキ・アユミの心はいつでも乙女。今日も自分の愛する古本を追い求める!
4コマ漫画「古本乙女の子連れ古本者(?)あるある劇場」も収録。
子供のことが一番大事と思いながらも、大好きな古本を前にすると周りが見えなくなってしまう。
古本世界にもっとのめり込みたいと思いながらも子供への罪悪感で趣味行動に時折ブレーキがかかる。
母親道も趣味道も欲張りたいと思いつつも、ジレンマに悩まされ両方に完全に没頭しきれていない今の私には〝中途半端者〟という肩書きが大変お似合いかもしれない。
だけども半端者には半端者だからこそ得ることができる、悲喜交々な面白い体験が沢山あるのである。
――(「はじめに」より)
【著者プロフィール】
カラサキ・アユミ
カラサキ・アユミ
1988年、福岡県北九州市生まれ。
幼少期から古本愛好者としての人生を歩み始める。
奈良大学文学部文化財学科を卒業後、ファンションブランド「コム・デ・ギャルソン」の販売員として働く。その後、愛する古本を題材にした執筆活動を始める。2021年に第一子誕生。
現在は海と山に囲まれた古い一軒家に暮らし、家の中は古本だらけ。古本に関心のない夫の冷ややかな視線を日々感じながらも、子育ての隙間時間で古本を漁っている。
著書に、『古本乙女の日々是口実』(2018、皓星社)がある。