【紹介】
日雇労働者のまち釜ヶ崎の変貌と今を伝えるモノクローム写真集。61の
同一ポイントで、Ⓐ1925~60年頃、Ⓑ1994~95年、Ⓒ2017年に撮影した
3枚を並べて解説を加え、資料と年表を付す。
総338点におよぶ写真を収載。
写真家・中島敏の約50年におよぶ釜ヶ崎における写真活動の集大成。
【目次】
撮影ポイント地図/監視カメラポイント地図
序文 定点観測・釜ヶ崎(寄せ場)のいま…水野阿修羅
定点観測 写真と解説
資料編
資料1 釜ヶ崎の古地図、石碑他
資料2 無縁者合葬と墓籍簿
資料3 飛田の塀
資料4 ドヤ(簡易宿泊所)の変遷
資料5 労働現場と飯場
資料6 1960年代の街並と人びと
資料7 バブル崩壊と野宿者
「野宿者」の排除が進む地区内・地区周辺…小柳伸顕
撮影ノート…中島 敏
参考文献
釜ヶ崎年表…水野阿修羅編
【著者プロフィール】
中島 敏 (ナカジマ サトシ) (編著)
1947年香川県小豆島生まれ。日本写真専門学校卒。作品に『ドヤ街 釜ヶ崎』
(1986年、晩聲社)、『単身生活者』(1990年、海風社)、『定点観測釜ヶ
崎』(共著、1999年、葉文館出版)。
水野 阿修羅 (ミズノ アシュラ) (著)
1949年生まれ。寄せ場学会会員。著書『その日暮らしはパラダイス』(1997年、
ビレッジプレス)、『釜ヶ崎のススメ』(2011年、洛北出版)他。
小柳 伸顕 (コヤナギ ノブアキ) (著)
1937年北海道生まれ。大学では神学と教育学を学ぶ。大阪市教育委員会嘱託
ケースワーカーとして、あいりん小中学校で働く。寄せ場学会会員。