伝説のサブカル誌「ワンダーJAPAN」が名前を少しだけ変え、
新たに登場した「ワンダーJAPON」、第8号になります。
今号の特集は、「高知・徳島 異空間旅行」です!
以下にいくつか内容をご紹介しましょう。
レトロという言葉だけではすませたくない、SFチックな
カッコいいデザインで、美しい館内では丸窓からさまざまな魚も見える、
超楽しめる足摺海底館。
サンゴだらけの海のそばにあり、一時は観光バスがひっきりなしに
お客を連れてきていた、その名も「竜宮城」と呼ばれる珊瑚博物館。
1967年に着工し、自らレンガを敷き詰めてセルフビルドを続け、
2024年になっても完成していないお城のような喫茶店
(オーナーは、徳島のガウディと呼ばれているらしい)。
大きなウミガメの造形を作りながら、わざわざ顔を
通りからは見えない方向に向かせたウミガメ公衆電話。
ほかにも、膨大な量の張り紙が貼られたバーの中で、
ガスバーナーで火炎放射しているのはそのお店の店主だったり、
ファミリーレストランと銘打っているのに、
店の前には10メートルのジョーズが飾ってあったり。
そして工場や、遺構、気になる建築、変わった神社など、
超ボリュームで南四国の圧巻ぶりを伝えてくれます。
特集以外にも、知る人ぞ知る、ビッグスケールな某テーマパークの
廃墟や、大好評の「不思議な神社仏閣」、都築響一さんが
オープンさせた、鳥羽SF秘宝館の再現とラブドールだらけの
衝撃の大道芸術館、などなど、第8号は恐ろしいほどの
多彩な見どころに満ちた一冊です。
……おっと、今号はそれで終わりではないのです。巻末では、
ほとんどの読者の方が唖然とするであろう「ループ魚道」の世界を
徹底追求しています。ゴツゴツとしたコンクリートの造形がたまらない、
機能美に満ちた建築物をたっぷり味わえます。