アニメ大国 建国紀1963−1973−テレビアニメを築いた先駆者たち画像
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ISBN:978-4-7816-1912-5
出版社:イースト・プレス
著者:中川 右介
出版年:2020/8
版型:四六判並製
ページ数:488
定価:1950円(税別)

状態:未読品になり状態はほぼ程度のよい状態になります。
   裏表紙バーコード部分に自由特化本シール貼り、あるいは底に赤線が引かれています。
新古本とは出版社の不動在庫となり、一度も消費者に購入されておらず正規の定価よりも安く売られる本になります。
できるだけ状態の良いものを入荷しておりますが、若干の痛みがあるものがありますので予めご了承ください。

アニメ大国 建国紀1963−1973−テレビアニメを築いた先駆者たち

商品説明
【説明】
アニメに憧れたマンガの神様の“功”と“罪”宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。
エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。
手塚治虫による虫プロ設立から倒産まで──その10年にわたる黎明史を描く。
日本テレビアニメ史の決定版!過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。

【紹介】
アニメに憧れたマンガの神様の“功”と“罪”
宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。手塚治虫による虫プロ設立から倒産まで――その10年にわたる黎明史を描く。日本テレビアニメ史の決定版!
過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。


マンガ×SF×週刊誌×テレビ――メディアミックスで「アニメ」が生まれる軌跡!

 テレビアニメの歴史が、間もなく六〇年になろうとしている。
 最初の国産連続テレビアニメは、一九六三年一月一日放映開始の『鉄腕アトム』であり、この年が「テレビアニメ元年」となる。『アトム』が大ヒットすると、早くもその年の一〇月に『鉄人28号』、一一月に『エイトマン』と『狼少年ケン』が始まった。
 『鉄腕アトム』は手塚治虫のマンガを原作とし、手塚治虫が創立した虫プロダクションが制作したテレビアニメである。手塚治虫は戦後のストーリーマンガの始祖であると同時に、日本のテレビアニメの創始者でもあった。
 テレビアニメ『鉄腕アトム』放映開始四年前の一九五九年春、小学館の「週刊少年サンデー」と講談社の「週刊少年マガジン」が同時に創刊された。「サンデー」「マガジン」創刊により、「少年雑誌」は週刊誌時代を迎えた。この二誌の創刊号の発売は一九五九年三月一七日で、四月一〇日に「皇太子(平成時代の天皇)ご成婚」があり、そのパレードを見るために、多くの人がテレビを買った。
 一九五九年の「ご成婚」から六四年の東京オリンピックまでの五年で、ほとんどの家庭がテレビを持つようになった。テレビの普及は人びとの生活を、「月」単位から「週」単位へと変え、出版社はそれに合わせて週刊誌を次々と創刊した。
 そのテレビ・週刊誌時代に勃興した新しい文藝ジャンルが、週刊誌の連載マンガであり、テレビアニメだった。
 日本のテレビアニメは、創始者である手塚治虫がマンガ家だったこともあり、マンガと密接な関係を持ちながら発展していく。テレビアニメの大半はマンガを原作にしており、オリジナル作品であっても、マンガ家によるコミカライズが雑誌に連載されるケースが多く、最初期からメディアミックスがなされていた。
 この本はそのテレビアニメの黎明期を歴史として描くものである。
 約六〇年の歴史を持つテレビアニメの「黎明期」とはいつまでなのか。本書では、虫プロダクション倒産の一九七三年を黎明期の終わりと定義する。そして、直接の後日譚として、『宇宙戦艦ヤマト』までを描き、黎明期から拡大期への移行を確認して終える。
 黎明期のさらに前、敗戦直前の映画館から物語は始まる。群像劇となるので主人公はいないが、しいて挙げれば、手塚治虫が中心になる。〈「はじめに」より〉

目次
第1章  手塚治虫が見たアニメ史
第2章  テレビ時代到来
第3章  最初の手塚アニメ『西遊記』
第4章  「虫プロ」への道
第5章  『鉄腕アトム』革命前夜
第6章  トキワ荘再結集「スタジオ・ゼロ」
第7章  「TCJ」と若きSF作家たち
第8章  出遅れた「東映動画」
第9章  「ピープロ」参入、「東京ムービー」設立
第10章 〈宇宙SFブーム〉と「タツノコプロ」
第11章 ライバルは〈怪獣ブーム〉
第12章 『オバQ』から『パーマン』へ
第13章 『009』の孤独な闘い
第14章 海外児童文学のアニメ化『ムーミン』
第15章 〈スポ根〉の熱狂
第16章 『ルパン三世』で始まる新時代
第17章 『マジンガーZ』と玩具ロボットの蜜月
第18章 〈建国の英雄〉の退場
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